今回のテーマは、「体と心」です。

体の使い方を変える
体の使い方を変えると、心の状態を変えることができます。
こちらの記事(体の使い方が大事)で、2つの実験を紹介しました。
この実験のことを覚えていなかったり、まだ体験していなかったり、という場合はリンク先の記事を読んで、思い出して(体験して)みてください。
体と心は密接に関係しています。
体の使い方を変えることで、心の状態を変えることができます。
逆に、心の状態を変えることで、体の状態を変えることができます。
心が先か、体が先か
さて、2つの実験はいかがだったでしょうか?
人間は、「落ち込んだ」感情を味わうと、肩を落として、背中を丸めて、頭をうなだれて、...、という姿勢をするものだ、と考えられています。
「嬉しい」感情を味わうと、万歳をしたり、飛び跳ねたりという体の使い方をするものだ、と考えられています。
確かにそれは間違いではありません。
しかし、真実の一面を見ているだけに過ぎません。
人間は、肩を落として、背中を丸めて、頭をうなだれて、...、という姿勢をすると、「落ち込んだ」感情が湧き上がってきてしまいます。
万歳をしたり、飛び跳ねたり、という体の使い方をすると、「嬉しい」感情が湧き上がります。
感情が原因で、体の使い方が結果であることもあります。
体の使い方が原因で、感情が結果であることもあります。
怒りを感じるための体の使い方もあれば、悲しさを感じるための体の使い方もあれば、自信を感じるための体の使い方もあるのです。
ということは、感じたくない感情を感じてしまっていると気づいたときには、体の使い方を変えるだけで、気持ちを変えることができるということです。
感じたい感情があるときには、その感情を感じるための体の使い方をすれば良いのです。
やる気と行動の関係も説明がつく
こちらの記事(やる気と行動の関係)で、朝布団(ベッド)の中で目覚めたときに、
「今から起きて、身支度をして、出掛ける」
ことをイメージして、
「あぁ、めんどくさいな~」
と思って、なかなか起き上がれないことってありますよね。
というお話をしました。
それは、布団(ベッド)で横になっている姿勢が「休む」姿勢だからです。
身支度をする気持ちを作り出す姿勢(体の使い方)ではないからなのです。
でも、「えいやっ!」と布団(ベッド)から出て、身支度を始めると、先ほどまでの「めんどくさい」がどこかに消えて、ほぼ自動操縦のように身支度をして出掛けることができますよね。
体の使い方が変わったからなんですね。
今まで、知識としては知らなかったことかもしれませんが、経験はしていたことと思います。
ですから、知識として知ってしまった今からは、あなたはあなたの感情を思うままに選んで、感じることができるようになったのです。
感じたい感情を感じるための、体の使い方をするというやり方で。
今日の問いかけ
あなたは、どんな感情を味わうために、どんな体の使い方をしますか?