今回のテーマは、「目標」です。

目次
1% のひらめきと 99% の努力
「天才とは、1% のひらめきと 99% の努力である。」
これは、エジソンの有名な言葉です。
エジソンには、いろいろな逸話が伝わっています。
失敗も成功も、一つの結果に過ぎない
実験中に爆発事故を起こしてしまったとき、実験助手は、
「こんな危険な実験に、これ以上付き合ってられない。」
と思い、エジソンに実験の中止を進言しようとしました。
しかし、そのときエジソンは、ニンマリとしながら、紙に何かを書き込んでいたのだそうです。
助手が
「こんなときに、何をしてるんですか?」
と問うと、エジソンは、
「爆発を起こす方法を見つけた!」
と喜んでいたとか。
期待していたのとは違う結果が出たことを失敗として捉えず、別の結果を出せた成功と受け入れる。
そういう姿勢の持ち主だったようです。
望む結果を出そうとすれば、望まない結果も出るもの
電球のフィラメントに適した素材を見つけるまでに、1000 回とも1万回とも言われる実験を繰り返していたとか。
そして、ようやく適した素材を見つけたとき、
「フィラメントに適さない素材を 1000 個(1万個)と適する素材を1個、見つけた」
と言ってのけたとか。
望む結果が出るまで続けるだけ
そして、フィラメントに適する素材を見つけ、発表の記者会見のときに、記者から、
「もし、まだ適する素材が見つかってなかったら、どうしましたか?」
と問われると、
「まだ実験を続けていたでしょう。」
と答えたそうな。
天才とは、1% のひらめきと 99% の努力である。
さて、冒頭のエジソンの言葉ですが、
「天才と同じような結果を出すためには、相当量の努力が必要だ。」
という意味で引用され、
「だから、お前も努力しろ。」
という使われ方をしていることが多いのですが、エジソンはそういうつもりで言ったのではないと伝わっています。
- 電球のフィラメントに適する素材が絶対にあるはずだ!
- 絶対にそれを見つけ出してやる!
という「ひらめき」があったからこそ、1000 回とも1万回とも言われる実験(努力)を続けることができたというのです。
だから、99% の努力を、苦とも思わなくなるほどの1つ( 1% )のひらめきが大切だ、という意味で言ったのだそうです。
ひらめきが先か、努力が先か
ただ闇雲に努力をしていたら結果が出るのではなく、どうしても成し遂げたいことをハッキリさせることで、その結果が出るまでの努力ができるのだということです。
言い換えると、
「走れ。そうすればゴールできる。」
ではなくて、
「ゴールを決めて、それから走れ。」
ということであり、さらには、
「ゴールが決まったら、走りたくなる。」
ということなのです。
今日の問いかけ
あなたが、99% の努力が苦にならないほどのゴールって何ですか?