「しつけ」は誰のため?

この記事は3分で読めます

今回のテーマは、「深層心理」です。

責められる

おことわり

子どもへの言葉掛け」で書いた、街中やお店の中で、子どもをしつけるための

  • 「汚いから、触っちゃダメ!」
  • 「みっともないから、やめなさい!」
  • 「静かにしなさい。うるさい!」

ということについて、深堀りしてみたいと思います。

今回の内容は、反発が起こりそうな内容ですが、深層心理を理解していただくために、勇気を出して書いてみたいと思います。

その「しつけ」の理由は何か?

  • 「汚いから、触っちゃダメ!」
  • 「みっともないから、やめなさい!」
  • 「静かにしなさい。うるさい!」

という「しつけ」は、誰のため、何のためにするのでしょうか?

汚いものを触った手で、自分の鼻や口、食べ物を触ると、病気になってしまうかもしれません。

それを防ぐために、汚いものに触らせないようにする、という理由はあると思います。

でも、それなら、汚いものを触ったあとに、手をキレイに洗えば、良いはずです。

その習慣を身に付けた方が、汚いものを触らないように気をつけるより、良いかもしれません。

では、なぜ、汚いものに触るのを制止するのでしょうか?

親御さんが、

「子どもに、あんな汚いものを触らせて、親として、しつけをちゃんとしてるのかしら。」

と、他人の目、世間の目を気にして、誰かから責められる気がして、それを恐れて、それを避けるためにしているのではないでしょうか?

「みっともないから、やめなさい!」

も同じです。

本人が、恥ずかしい思いをするのが、可哀そうだから、親として教えてあげているのだ、と言うのかもしれません。

しかし、恥ずかしいと思うのは、本当のところは、本人ではなく、親御さんご自身なのではないでしょうか?

本人が、本当に恥ずかしいと感じるのであれば、そんなことはしないはずです。

本人が、本当に恥ずかしいと感じるようになれば、そんなことはしなくなっていくはずです。

それより、自分の子どもが恥ずかしい、親としてしつけができていないと思われるのが恥ずかしい、というのが、本当の本当のところではないのでしょうか?

「子どもにあんなみっともないことをさせておいて、親として恥ずかしくないのかしら。」

と、他人の目、世間の目を気にして、誰かから責められる気がして、それを恐れて、それを避けようとしているのではないでしょうか?

誰から責められると思っているのか?

心理のお勉強をしていると、この

「誰かから責められる気がする。」

の、誰かとは誰なのか?

ということを学びます。

答えを言ってしまうと、

「自分の親。特に、母親。」

です。

これは、最近の心理学だけで言われていることではなく、古い心理学から、ずっと言われていることです。

自分が子どものころに、母親から言われ続けてきたこと。

それが、今でも言われ続けているようで、また言われそうで、それを恐れているのです。

母親がすでにこの世にいなくなってしまっても、母親の声、言葉が、自分の心の奥底から聞こえてきて、それを怖がっているのです。

  • 自分が、親からしつけられてきたことだからこそ、自分の子どもにも、その教えから外れて欲しくない。
  • 親のしつけを、自分の子どもに受け継ぐことができないことで、親から責められるのが怖い。
  • 親のしつけを、子どもに受け継ぐことができない自分を自分で責めている。
  • 親の期待に応えたい。親の期待に背きたくない。

という気持ちの現れなのです。

「そんなことない!」

と否定したい気持ちが湧いてくるかもしれません。
(湧いてこないこないかもしれません。)

それはそれで構わないのですが、そうだとしたら、

  • 何が汚いものなのか?
  • なぜ、汚いものに触ったらダメなのか?
  • 何がみっともないことなのか?
  • なぜ、みっともないことをしてはいけないのか?
  • どのくらいの声の大きさならうるさいのか?
  • どんな場面で、どのくらいの声の大きさなら良いのか?

をしっかりと、子どもに説明して、納得させてあげてください。

決して、

「ダメなものは、ダメなの!」

なんてことは、言わないようにしてくださいね。

考えていただきたいこと

ということで、「しつけ」は誰のためなのか?

というお話をしてきました。

しつけをしてはいけない、ということをお伝えしたかったのでは、もちろんありません。

「子どものため」と言いつつ、「自分のため」にしていることはないですか?

ということを考えて欲しかったのです。

そして、「自分のため」にしていることが、ダメかと言うと、そうでもありません。

「自分のため」と分かってやっていれば、まだ救いがあります。

「自分のため」を隠して(と気付かずに)、「子どものため」と思い込んでやっていることがあったら、

注意が必要ですよ、ということをお伝えしています。

今日の問いかけ

子どものためと思っているけれど、本当は自分のためにしているのかもしれないということは何ですか?


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