コミュニケーション能力向上に必要なものとは

この記事は6分で読めます

このページでは、コミュニケーション能力の向上に必要なものとは何か、について解説します。
コミュニケーションの様子
最初に、コミュニケーションの定義をします。
そして、コミュニケーション能力向上に必要なものを3つ紹介します。 

3つの必要なものとは、

  1. 観察力
  2. 柔軟性
  3. 自信
です。

コミュニケーションの定義

このサイトでは、以下のように、コミュニケーションを定義します。

自分の伝えたいことを相手に伝え、
「自分が望む、相手の反応」を得ること

つまり、コミュニケーションの目的は、

「自分が望む、相手の反応」を得ること

ということです。 

コミュニケーションの成果は、自分が何を言ったかでは、決して決まらないということです。

ここで言う「反応」とは、

  • 相手が、自分の話を理解してくれる。
  • 相手が、自分の話に共感してくれる。
  • 相手が、自分の意見に賛同してくれる。
  • 相手が、自分の望んだ行動をしてくれる。
などといったことを表しています。 

一方で、

「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。」

という言葉があります。 

この言葉の通り、他人を思い通りにコントロールすることはできません。
思い通りにコントロールできるのは、自分の考えや行動です。

この前提を踏まえた上で、

いかにコミュニケーションの成果をあげるか

を考えていきたいと思います。 

それではここで、

自分の伝えたいことを相手に伝え、
「自分が望む、相手の反応」を得ること

とは、どういうことなのかを体験してください。
あなたの空いている方の手を、目の前に出してください。 

何度か、グー、チョキ、グー、チョキと指を動かしてください。

その後、しっかりと手をグーにしてください。

はい。
今までの文章の中で、私はあなたに催眠術をかけました。

あなたは今、手をパーにすることができません。

さて、いかがですか?





今、あなたの手はどうなっていますか?

私の催眠術が成功していれば、今、あなたの手はパーになっているはずなのですが(笑)。

私は最初から、あなたに手をパーにして欲しくて上の文章を書きました。
これが、「自分(私)が望む、相手(あなた)の反応」です。

しかし、私は手をパーにしてくださいとは、一度も書いていません。

それでも、あなたは今、手をパーにしています(しているはずです。してなかったらゴメンなさい)。

あなたが手をパーにする

これが、「私が望んだ、あなたの反応」でした。
今回のコミュニケーションの目的でした。

私が何を書いた(伝えた)かではなく、あなたの反応が、コミュニケーションの成果なのです。

このページを訪れてくださっているあなたは、
  • ビジネスや仕事、職場でのコミュニケーション
  • 先輩・後輩間、上司・部下間のコミュニケーション
  • 家族やパートナーなどとの、プライベートでのコミュニケーション
に問題を抱えていて、その問題を解消したい、それらのコミュニケーションを改善したい、そのようなことを望んでいることと思います。 

このサイトが、あなたのお役に立てることを願って止みません。

コミュニケーション能力を向上するために必要なもの

改めて、コミュニケーションの成果をあげるために、私が必要だと考えているものは、
  1. 観察力
  2. 柔軟性
  3. 自信
の3つです。

観察力

コミュニケーションの成果をあげるために必要なものの1番目は、「観察力」です。
観察している様子
5W2H (What, Why, Who, When, Where, How, How much)、を正しく伝えることは、もちろん大事です。
しかし、それよりも大事なのが「観察力」だと考えます。 

なぜかと言うと、コミュニケーションの目的は、

何を言うか?

ではなく、

「自分が望む、相手の反応」を得ること

だからです。 

そのためには、「自分が望む、相手の反応」が得られているのかどうか、を確認する必要があるからです。

もし、「自分が望む、相手の反応」が得られていることが確認できれば、そのコミュニケーションの目的は達成できたということになります。

もし、「自分が望む、相手の反応」が得られていないことが確認できれば、そのコミュニケーションの目的は達成できていないことになります。

それならば、目的が達成できるまで(「自分が望む、相手の反応」が得られるまで)、伝え方を工夫して変えていく必要があります。

上で挙げた例は、単に「手をパーにしてください」と伝えただけでは、望む反応(「手をパーにする」こと)が得られないとき、

例えば、

相手が天邪鬼だったり、自分に対して反抗的だったりした場合に、その天邪鬼なこと・反抗的なことを逆手に取って、

「催眠術をかけたので、パーにできないよ。」

と言ってみる。 

すると反抗心から、手をパーにするのではないか。

という推測のもと、工夫してみた表現なのです。

(あ、決してあなたが天邪鬼だとか、反抗的だとか、言っているのではないですからね)。

もし、「観察力」が不足していて、「自分が望む、相手の反応」が得られているのかどうかが、確認できなければ、コミュニケーションの目的が達成できているかどうかも分からず、伝え方を工夫して変えていくこともできない、ということです。

これは、まるで目隠しをして、自動車を運転しているようなものです。
事故を起こさない方が、不思議ということになります。

もし、あなたが

「(コミュニケーションにおける)事故を起こしても構わない」

というお考えならば、それはそれで良いでしょう。

柔軟性

コミュニケーションの成果をあげるために必要なものの2番目は、「柔軟性」です。
柔軟性ありの様子
コミュニケーションの目的が達成されていないと分かったときに、同じ伝え方を繰り返しても、同じ結果しか得られません。 

同じことを繰り返して、違う結果を求めるのは、時間と労力の無駄です。

「何度言ったら、分かるんだ!」

と怒っている人が、ときどきいます。 

しかし、それは

「何度言っても伝わらない言い方を、ただ繰り返しているアホです。」

と自己紹介しているようなものです。 

コミュニケーションの目的が達成されていないときには、伝え方を工夫して変えていくことが必要です。

そのときに大事になってくるのが、柔軟性です。

「自分が望む、相手の反応」が得られるまで、工夫を繰り­返すことになります。

「望む結果が得られなかったら、違うことをやれ。何でも良いから。」

という言葉があります。 

この言葉は、2つの柔軟性を要求しています。

  1. 違うこと=違うアイデアを創出できる柔軟性
  2. 何でも良いからやってみる、という、心の柔軟性です。

違うアイデアを創出できる柔軟性

コミュニケーションの目的が達成されていないときに、今までと違う伝え方のアイデアをいかにたくさん用意できるか、が重要になってきます。 

2つのパターンしか思い付かないより、10個のパターンを思い付く方が、その中から、より良いアイデアを選び出せます。

そして、選び出した、より良いアイデアから、試してみることができます。

そうすれば、最終的に「自分が望む、相手の反応」を得られる可能性は高まります。

「そんな面倒なことはやってられない」

と思いますか? 

そんな面倒なことをやらなかったことで、「自分が望む、相手の反応」を得られないコミュニケーションを続けていたら、コミュニケーションミスが発生し、かえって面倒なことになってしまう可能性が高まります。

あとは、たくさんのアイデアを試す手間と、その手間を省略したことで増加する面倒と、のバランスで考えれば良いことです。

例えば、部下に「ハサミ取って」と言ったけれど、取ってくれなかった。 

このときは、言い方を工夫している暇があれば、さっさと自分で取ってしまった方が早いですからね。

心の柔軟性

「自分が望む、相手の反応」を得られるまで工夫を繰り返すことができる、心の柔軟性です。 

アイデアはたくさん思い付くのに、それを試す前に、失敗を恐れて、心が折れてしまって、目的を達成するのを締めてしまっては意味がありません。

心の柔軟性は、生まれつき備わっているものです。

赤ちゃんを観察していれば、このことが良く分かります。 

赤ちゃんが、初めて立ち上がるときのことを思い浮かべてください。

最初から上手に立ち上がることはできません。

何度も転んでしまいます。

それでも

「もう転ぶのが嫌だから、立ち上がるのは止めた」

とあきらめてしまう赤ちゃんはいません。
(特別な事情がある場合は別ですが)

立ち上がれるまで、挑戦を繰り返します。

このように、心の柔軟性は、もともと備わっているものなのです。 

それでは、本来備わっているはずの柔軟性を、損ねてしまう要因はなんでしょうか?

それは、

「自信のなさ」

です。
  • どうせ、また失敗するよ。
  • 失敗したらどうしよう。
  • 失敗したら、嫌だな。
という自信のなさです。

自信

コミュニケーションの成果をあげるために必要なもの3番目は、「自信」です。
自信ありの様子 

心の柔軟性を損ねてしまう要因は、

「自信のなさ」

でした。 

では、自信をつけるにはどうしたら良いのでしょうか?

2つの方法を紹介します。

小さな成功体験を積み重ねること

1つ目の方法は、

「小さな成功体験を積み重ねること」

です。 

小さなこと、簡単に達成できることに、たくさんチャレンジをして、成功体験を積み重ねることです。

そうすることによって、

「自分は、チャレンジすれば、成功するんだ」

と思えるようになります。 

そして、少しずつ大きなチャレンジをするようにしていけば良いのです。

小さな失敗体験を積み重ねること

自信をつけるもう1つの方法は、

「小さな失敗体験を積み重ねること。」

です。 

これは、小さな成功体験を積み重ねることと同じくらい大事で、どちらも欠かせないものだと思っています。

命にかかわるような失敗や、取り返しのつかないような失敗は、一度やってしまったらおしまいなので、避けた方が良いでしょう。

そのような大きな失敗ではなく、小さな失敗をたくさんしてみることです。

もちろん、敢えて失敗する必要はありません。
成功できるなら、その方が良いに決まっています。

小さな失敗をしてみて、それでも大した問題にはならないこと、挽回できることを経験してみて欲しいのです。

「あ、失敗しても大したことにはならないんだ。大丈夫なんだ。」

という経験を積み重ねるのです。
何かにチャレンジするときに
  • 成功できるぞ、という自信
  • 失敗しても大丈夫、という自信
の両方があれば、何の恐れもなくチャレンジできると思いませんか? 

結局、成功しても、失敗しても、どちらも良い経験にすることができる、ということなのです。

失敗はない。結果があるだけ

あなたが「失敗」と思うことは、どんなことでしょうか? 

おそらく

失敗=あなたが望む結果が得られなかったこと

と思っているのではないでしょうか? 

ここで考えていただきたいことは、

あなたが望むものではなかった、その「結果」。

その「結果」を望んでいる人が、この世の中のどこかにいるのではないか?

ということです。

その人にしてみたら、あなたが得たその「結果」は、その人が望む結果だということもあるのではないか?

ということです。

とすると、その「結果」は、あなたにとっては失敗でも、その人にとっては成功なのです。

ということは、世の中には絶対的な成功も、絶対的な失敗も、ないということになります。

あなたが得た結果は、単なる結果です。1つの結果でしかありません。

ただその結果を気に入るか、気に入らないかという違いがあるだけなのです。

まとめ

コミュニケーションの定義は、

自分の伝えたいことを伝え、
「自分が望む、相手の反応」を得ること

です。 

そして、コミュニケーション能力の向上に必要なものは、

  1. 観察力
  2. 柔軟性
  3. 自信
の3つです。
下記の関連記事を順にお読みいただくと、コミュニケーション能力の磨き方が分かります。

あなたの理解を深めるために、ぜひお読みください。

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