今回のテーマは、「前提」です。

無意識の前提
人は、自分の夢・目標・願望に対して、無意識のうちに制限をかけてしまっていることがあります。
あるときの友人との会話を紹介したいと思います。
木村:「将来住みたい理想の家って、どんな家?」
友人:「あんまり広くなくてもいいかな~。」
木村:「なんで?」
友人:「だって、広いと掃除が大変でしょ。」
木村:「あ、掃除は全部自分でやらなきゃいけないと思ってるんだ。
お手伝いさんにお願いすることだってできるよね。」
友人:「なるほど~。そういう考え方もあるか!」
友人は、掃除が大変だから、広い家は望まないと考えています。
ここには、
「掃除は自分でしなければいけない。」
という無意識の前提がありました。
もし、自分で掃除をしなくても良いとしたら、どんな家に住みたいのか?
と考えたときに、
「やっぱり、広い方が良いかな。」
となったとしたら、お掃除問題は、無意識の前提が作った制限だったということになります。
それでも、やっぱり広くなくて良いのならば、それはそれで好みの問題なので構わないのです。
以前は、お掃除をしてもらうお手伝いさんを雇うのには、多額の支払いが必要だったのかもしれません。
そして、そのイメージが強く残っているのかもしれませんが、最近は月に1〜2回、2時間程度のお掃除をしてもらうのなら、それほど高額ではなくお願いすることができます。
何より、お願いする相手はプロなので、自分より早く上手にお掃除してくれます。
- 快適な住環境を手に入れる
- 自分がお掃除する時間を、他のことに費やす
ためだと思えば、安い買い物だと思います。
このように、過去のイメージ(お手伝いさんを雇うのは高い)によって、実際にかかる費用を調べてみようとしないのも、無意識の前提が作っている制限と言えます。
試しに調べてみたら案外安かった、ということもあり得ます。
やっぱり高かった、と思うこともあるかもしれませんが。
ちなみに、我が家はそれほど広い家ではありませんが、月に1回2時間、トイレとバスルームのお掃除と全体の掃除機がけをお願いしています。
それに合わせて、妻はキッチン周りのお掃除をしています。
月に1回というのが、良いペースメーカになっています。
別の前提
上記の友人との話には、続きがありました。
友人:「でも、私、掃除は嫌いじゃないんだよね。」
私は、
「お掃除が嫌いじゃないんだったら、自分でやれるじゃん。」
と思いましたが、まぁそれはよしとしましょう。
この発言にも思い込みというか、無意識の前提があることに気付きます。
お手伝いさんにお掃除をお願いしたら、自分は掃除をしてはいけない・できない、と。
- 自分がお掃除できるときは自分がして、自分ができないときはお手伝いさんにお願いする。
- 自分でお掃除できる範囲は自分がして、自分には手に負えない範囲をお手伝いさんにお願いする。
ということも選択できますよね。
自由な発想ができるようになると人生の自由度が上がります。
ただ、前提は無意識・無自覚なものですから、自分でその前提に気付くことには熟練が必要です。
簡単な方法は、他の人にチェックしてもらうことです。
自分で自分の癖(思考の癖を含む)に気付くことより、他人の癖に気付くことの方がはるかに簡単ですよね。
私のようなコーチに頼むのも、一つの方法です。
今日の問いかけ
あなたが自由な発想ができるようになると、あなたの人生はどのように向上すると思いますか?