今回のテーマは、「コミュニケーション」です。

目の前の相手は、敵なのか、味方なのか
初対面や、まだそれほど親しくなっていない人とお話をするときって、ぎこちなくなってしまうことってありますよね。
でもそんなときに、年齢が同じだったり、出身地が近かったり、趣味が同じだったり、ということを知れると、急に親近感が湧いちゃったりします。
これって、人間(というか動物)が本来持っている、本能みたいなものなんですよ。
今対面している相手が、敵なのか、味方なのかを判断するために、自分との共通点、相違点を見付ける力が備わっていると。
共通点が多いほど、味方と判断し、安心する。
相違点が多いほど、敵と判断し、警戒する。
そういう本能が動物にはあり、もちろん人間にもあるんですね。
現代の人間社会では、街中でいきなり、肉食動物にガブリッとやられることはないので、敵を見分けなければいけない場面は、ほとんどないのですが、人(とくに初対面の人)と対面していると、相手の人となりが分からないので、警戒してしまいます。
私は味方です、というサイン
でも、早くうち解けて、建前ではなく本音で話をしたい。
だから、どんな人でも無意識のうちに相手と同じ姿勢をしたり、同じ動作をしたり、して
「私はあなたの味方ですよ~」
というサインを発しているのです。
誰でもが、無意識に、です。
それは、親しくなったあとでも、ずっと続けていることです。
だから、喫茶店やレストランなどで、同じテーブルに複数の人が座っているのを観察すると、面白いことに気が付きます。
特にカップルは面白いです。
仲良しグループ、カップルは、ホントに同じような動作・姿勢をしています。
話に集中してくると、お互い身を乗り出して、顔を寄せ合っています。
笑うときは、一斉に声を出して笑い、姿勢は同時にのけぞります。
一方、別れ話をしているような険悪なムードのカップルは、すぐに分かります。
明らかに、動作も姿勢も食い違っています。
あまりジロジロ見るとあなたが怪しまれますので、注意しながら、観察してみてください。
うまくいくコミュニケーションの前提
話が逸れました。
心理学に「ラポール」という言葉があります。
本音で語れる間柄ができている状態、という感じの意味です。
コミュニケーションをうまくする前提として、
「ラポールが築けてること」
があります。
とすると、早くラポールが築けたら良いですよね。
ラポールを築くためのスキル・テクニック
そのためのテクニック(スキル)として、
- ペーシング
- ミラーリング
- マッチング
- バックトラック
などがあります。
テクニックの名前を覚える必要はありませんが、誰もが、無意識にやっている、
- 動作・姿勢を合わせること
- 相手が使っている言葉を使うこと
を意識してやるということです。
このテクニック(スキル)を上手に活用すると、ホントに面白いくらい、あっという間に、ラポールを築けるようになります。
私はラポールが築けると、相手と潜在意識同士がつながったような感覚になります。
相手が考えていること、次に話そうとしていることが分かるような気になるのです。
(気だけかもしれませんが。)
ということは、逆に自分の考えていること、本心も、全部相手に筒抜けになるのだろうなぁ、と思っています。
だから、私は本心を全て見透かされても良いように、本当の意味で、自分の心をきれいに磨いておくよう心がけています。
上記のテクニック(スキル)についても、少しずつ紹介していきたいと思っています。
今日の問いかけ
開かれたコミュニケーションができる状態をいつでも作れるとしたら、あなたの生活・人生はどのように変わりますか?