さて、あなたのお仕事についてお尋ねします。
「あなたは何をしているのですか?」
どんな答えが出てきたでしょうか?

あなたはどのタイプ?
あなたの答えは、3人のレンガ職人の中の、どのレンガ職人に、近かったでしょうか?
それとも、全く違う答えだったでしょうか?
お薦めのタイプ
一般的に、3人のレンガ職人の寓話を引用する場合には、
「あなたも、3人目のレンガ職人のように答えられるようになるといいですね。」
という締めくくりにするのかもしれませんが、この記事では、そうはしません。
お薦めしないタイプ
さすがに、
「1人目のレンガ職人のように答えられるようになりましょう。」
ということは言いません。
お仕事の内容によっても違うと思いますが、ほとんどの場合、生活の中で一番時間を費やしているのは、「仕事」なのではないでしょうか。
だとしたら、その時間を不機嫌な状態で過ごすよりも、上機嫌で過ごせる方が、良いに決まっていますよね。
なので、
「1人目のレンガ職人のようにはならないように」
ということはお伝えしたいと思います。
あなたの状況次第
では、2人目のレンガ職人の答えは、どうでしょうか?
一般的には、収入面で割の良い仕事をする人は、もっと良い条件の仕事が見つかると、そちらに移ってしまうから、良くない。
なんて、言われたりします。
確かに、仕事を頼む側・雇う側からすると、あまり信用できないかもしれませんね。
確かに、一般的に考えれば、2人目のレンガ職人の答えより、3人目のレンガ職人の答えの方が優等生的だとは思います。
しかし、今のあなたの置かれている状況によっては、そうとも限らないのではないかと思うのです。
もし、あなたが今は、本当にやりたいことは、何なのかを探し求めているとき、だったとしたらどうでしょうか?
もしくは、今までやってきたことではない、新しいことで、本当にやりたいと思えることが見つかったところ、だったとしたらどうでしょうか?
このような状況のときに、今やっている仕事について
「3人目のレンガ職人のようになった方が良いですよ。」
と言われたらどうでしょうか?
もちろん、そのように答えられるなら、それに越したことはないと思います。
しかし、今やっていることではなく、他にやりたいことを探している、他にやりたいことが見つかったというときに、そのように言われたらどうでしょうか?
都合の良いように受け取る
今やっている仕事が、本当にやりたいことではない、と考えているときにでも、3人目のレンガ職人のようになりたい、その方が力が湧く、モチベーションが上がる、というのならば、そのように考えられるように工夫をしたら良いでしょう。
一方で、本当にやりたいことに力を注ぎたいので、今やっている仕事には、それほど情熱は注げません。
というのであれば、そうすれば良いのです。
今は、本当にやりたいことが見つかったとき、本当にやりたいことを始めるときの準備段階として、今やっている仕事を、本当にやりたいことを始めるまでの仕事と割り切って考えるというのも、ありだと思うのです。
ただ、だからといって、今やっている仕事の手を抜いても良いとか、手を抜くことをオススメしているワケではありませんよ。
今やっている仕事に取りかかっているときには、100%の力を注ぐことが大切です。
そうでなくては、本当にやりたいことが見つかったときにも、100%の力を注げなくなってしまいますからね。
ここでお伝えしたいのは、誰かから
「こうした方が良い。」
と言われたことがあって、それが一般的には正しいことであったとしても、
それをそのまま受け取ることで、あなたの力やモチベーションがそがれてしまうのならば、敢えて受け取らないという選択もできるということなのです。
それを、一般的には正しいことだからといって、ムリに受け取ることで、自分自身のモチベーションを下げてしまったり、自分自身を苦しめてしまったり、ということはしないで良いですよ。
まじめな人ほど、自分を苦しめてしまいがちなので、敢えて、誤解を恐れずに書いておきました。
何かが伝わったなら嬉しいです。