長所を伸ばすか? 短所を補うか?
自分の能力を伸ばしたいと思ったときに、2つのアプローチがあります。
- 長所をさらに伸ばす(長所伸展)アプローチ
- 短所を補う(短所補完)アプローチ
です。
私がお薦めするのは、長所を伸ばす(長所伸展)アプローチです。
なぜなら、短所に向き合うのは、ちょっと気が重くないですか?
長所と向き合う方が、気分が良いと思うのです。

長所伸展アプローチを薦める理由
短所に向き合うのに、気が重くて、なかなか行動を起こせない、行動を起こしても続かない。
というのでは、結果がなかなか出せません。
なかなか結果が出なければ、楽しくありません。
一方、長所を伸ばそうとするのは、気が楽で、すぐにでも行動を起こすことができて、容易に続けることができます。
ということで、結果も出やすくなります。
結果が出れば、楽しくなります。
これが、私が長所を伸ばす(長所伸展)アプローチをお薦めする理由です。
そもそも「長所」「短所」とは
ただ、どちらかのアプローチを選ぶかの前に、考えてみたいことがあります。
そもそも、「長所」「短所」とはどういうものなのでしょうか?
言葉に注意を向けてみましょう。
「長所」も「短所」も、長いか短いかの違いであって、どちらも長さを表す言葉です。
長さには、マイナスはありません。
長さはすべてプラスですよね。
つまり、「長所」も「短所」も、どちらもプラスの部分なのです。
ただ単に、自分の他の能力と比べて、長いのか、短いのか。
他人の能力と比べて、長いのか、短いのか。
を言っているだけです。
ということは、比較対象がなければ、長いも、短いもない、ということです。
自分の短所と思っていることは、それを長所としている他の人がいる、ということです。
ならば、自分の短所を、その人に補ってもらったら良いと思いませんか?
自分の長所と思っていることは、それを短所としている他の人がいる、ということです。
ならば、自分の長所で、その人を助けてあげたら良いと思いませんか?
そういう意味も含めて、自分の短所を自分で補うより、他者に補ってもらって、自分の長所を他者の役に立てるように、もっと伸ばしていく、という方が良いと、私は考えます。
その方が、自分で自分の短所を補うよりも、短期間に成果が上ると思うのです。
あなたは、長所を伸ばしたいですか?
それとも、短所を補いたいですか?