今回のテーマは、「質問」です。

目次
質問の質が人生の質が決める
人生を楽しんでいる人、人生うまくいっている人、成功している人は、自分が欲しい答を引き出すための、質問が上手です。
質問の種類
質問には、大きく分けて3つの種類があります。
- YES/NOで、答えてもらう質問
例:あなたはカレーが好きですか? - AかBかを選択して、答えてもらう質問
例:あなたはカレーとラーメンと、どちらが好きですか? - 自由に答えてもらう質問
例:あなたは、どんな食べ物が好きですか?
YES/NOで、答えてもらう質問
この形は単純です。
ちょっとしたことの、確認をするときには便利です。
しかし、初対面の人との会話を盛り上げるためには、あまり使えない形です。
相手がNOと答えてしまったら、それ以上会話が続かなくなってしまいますからね。
YESと答えても、続かないかもしれません。
AかBかを選択して、答えてもらう質問
この質問は単純そうですが、うまく使うと結構使い道のある形です。
例1:前提条件を織り込んでしまう。
例えば、旧友と久しぶりに会うことになって、お店に入りました。
「ビールにする? ハイボールにする?」
という質問です。
せっかく久しぶりに会ったのだから、アルコールを交えて話がしたいときに、こんな質問が有効です。
相手は、反射的にどちらかを選んで答えてくれます。
セールスパーソンがこの形を使うこともあります。
セールストークの最後に、
「お支払いは、キャッシュにしますか? クレジットにしますか?」
もしくは、
「お支払いは、一括にしますか? 分割にしますか?」
と。
お客様は、まだ買うとも買わないとも言って(決めて)いませんが、買うことを前提にして、支払い方法を質問します。
例2:誘導尋問
例えば、誰かに何かを頼んだら、断られそうな予感がしています。
でもあなたは、何とかそれをその人にやって欲しいと思っています。
「あなたは人から、優しいと思われたい人? 思われたくない人?」
たいていの人は、優しいと思われたいと答えます。
「優しい人なら、このお願いを引き受けてくれると思うんだよな。〇〇を頼まれてくれないかな?」
ちょっとやらしいやり方なので、親しい人同士でしか使えないかもしれませんが、うまく使うと欲しい結果を得ることができるでしょう。
自由に答えてもらう質問
この質問は、話を膨らませるときに使える形です。
初対面の人との会話では、この形の質問をするのが無難でしょう。
「休みの日にはどんなことをしているのですか?」
その返答に対して、
「へ~、そうなんですね~。」
という感じで、話が弾みます(話を弾ませます)。
この形の質問でも、前提を織り込んだ質問をすることができます。
先ほどのセールスパーソンの例に近いのですが、もともと分割払いで買うのが普通のような製品の場合、セールストークの最後に、
「お支払いは、何月からが良いですか?」
という具合に質問するのです。
例1:映画の感想を聞く
映画を見終わったあとに、
「どうだった?」
と感想を聞くと、ポジティブな感想も、ネガティブな感想も、どちらでも答えられます。
ネガティブな感想を答えられてしまったら、楽しい気分が台無しですよね。
「おもしろかったね〜。」
と感想を聞くと、おもしろかった点に意識が向き、脳はどこがどう面白かったか、答を探しにいきます。
よっぽど面白くなかった場合を除いては、ポジティブな感想が聞けますよ。
例2:お願いごと頼むとき
何かお願いごとをして断られたときに、その理由を聞く場合。
「どうして、ダメなの?」
と質問すると、ダメな理由を、たくさん探して、答えてくれます。
そして、言葉にしたダメな理由は、思考を作り、行動に影響を与え、現実を作ります。
つまり、答えれば答えるほど、その人は断る気持ちを強くします。
「どうしたら、引き受けてくれる?」
と質問すると、お願いごとを引き受けてくれるための条件を探して、答えてくれます。
条件を考えている相手は、お願いごとを引き受ける前提で考え始めます。
かたくなな気持ちが和らぎます。
そして、あなたは答えられた条件を、クリアすれば良いということになります。
今日の問いかけ
あなたは、何を得るために、どんな質問をしますか?
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