今回のテーマは、「長所・短所」です。

個性とは、長所と短所が織りなす模様である。
個性とは、どんなモノだと思いますか?
「長所と短所(喩え話)」で、才能を1〜5までの数字が書いてあるカードで、それぞれ大小の2種類があると喩えました。
すると、例えば、Aさんは、
12345
Bさんは、
12345
という具合になります。
これを大を―、小を_というように線で表すと、Aさんは、
―__――
Bさんは、
――___
のようになります。
この場合、線で表される模様は、2の5乗=32通りあることになります。
実際には、人の才能は、5種類ということはなく、無数にあります。
また、大小の2段階ということはなく、無段階が存在します。
すると、線で表すと、人それぞれ、何やら曲線のような模様になります。
そして、模様は無数のパターンが存在することになります。
つまり、同じ模様を持った人はいない、ということです。
この、人それぞれの模様が「個性」の一つの表現方法ということができます。
個性に優劣はない。模様は全て美しい。
「個性」を表す模様には、どんな模様が良くて、どんな模様が悪いという優劣はありません。
どの模様も美しいのです。
とはいえ、特定の仕事をこなしたり、任されている役割を果たしたり、する必要がある場合には、どんな模様が向いていて、どんな模様が向いていないのか、ということはあるとは思いますが。
一人の個性で足りなければ、組み合わせれば良い。
もし、あなたの模様(=個性)が成し遂げたいことに向いていないとしたら、あなた一人で立ち向かう必要はないのです。
チームを組んで、チーム全体としてスキのない模様になるようにしたら良いのです。
あなたが苦手な部分を得意とする人が必ずいます。
その人は、得意なことですから、喜んで力を貸してくれるでしょう。
そして、あなたよりスムーズにこなしてくれるでしょう。
その代わりに、その人の苦手なことで、あなたが得意なことがあったら、あなたが力を貸してあげたら良いのです。
今日の問いかけ
あなたの個性は、どんな模様ですか?
あなたが成し遂げたいことは、どんな模様の組み合わせで実現できますか?
P.S.
「個性」を表す模様には、どんな模様が良くて、どんな模様が悪いという優劣はない、と言われても、どうしても「短所」が気になってしまいますよね。
「短所が気になる理由とは?」で、解説していますので、ご覧になってください。