自分が置かれている環境を不満に思ったり、不平を言ったりすることは、ありますか?
自分が置かれている環境が、自分の理想とかけ離れていると、辛いものですよね。
ましてや、自分がその環境を作っているリーダーだとしたら、なおさらのことです。
今日は、思考と行動を変えることで、環境を地獄にも天国にも、変えることができる、というお話です。

今いる環境は、コントロールできる
まずは、嬉しいお知らせです。
気象状況や天災など、あなたの意思や希望によりコントロールできないものとは違い、あなたのいる環境は、あなたの意思や希望によってコントロールできるものである。
ということです。
まずは、このことを知っておくと、安心感が湧きますね。
あとは、どうすればコントロールできるのか?
という方法を、身に付ければ良い、ということになります。
地獄と天国の一致点と相違点
こんな話を聞いたことがあるでしょうか?
地獄の食卓と天国の食卓の違い、についてのお話です。
実は、地獄の食卓も天国の食卓も、全く同じものが提供されています。
立派なテーブルセットに、とても豪華なお料理です。
ただし、普段私たちが目にする地上の食卓と違うところが、一点だけあります。
それは、使う箸の長さです。
私たちが地上で使う箸の長さは、15〜20cmほどです。
しかし、地獄と天国で使われるの箸の長さは、なんと1mほどあるのです。
1mというと、腕よりも長いのです。
なので、地獄でも、天国でも、食事風景は、地上のそれとは少々様子が違っています。
地獄の様子
地獄の食事風景はというと、豪華なお料理が、たっぷり提供されているのにも関わらず、地獄の住人はみんな、痩せこけて、飢えています。
なぜでしょう?
地獄の住人はみんな、他の誰よりも先に、たくさんの料理を食べてやろう、と躍起になっています。
しかし、持っているのは1mの箸です。
上手に自分の口に、料理を運ぶことができません。
ですので、十分に食べることができずに、みんな痩せこけて、飢えています。
食卓も殺伐としています。
天国の様子
一方の天国の食事風景はというと、天国の住人は、みんなふくよかで、満足そうです。
なぜでしょう?
天国の住人は、自分の箸でつかんだ料理を隣の人に食べさせてあげています。
その隣の人は、またその隣の人、その人は、また隣の人、そして、食卓を一周して、最初の一人も、隣の人から食べさせてもらっているのです。
食卓は、みんな楽しく、和気藹々としています。
このように、地獄の食卓も、天国の食卓も、提供されているモノは、全く同じです。
しかし、そこで生きる人たちの考え方、行いの違いで、ずいぶん違った様子に、なってしまっています。
あなたの環境は?
さて、振り返って、あなたのいる環境はいかがでしょうか?
あなたのいる環境は地獄ですか? 天国ですか?
または、その中間辺りですか?
今あるモノ、今いる人材、に不平不満を言って過ごすのか、良いところを見つけて、それを活かすように考えて、行動するのか。
そこで過ごす住人の、考え方と行い次第で、どうにでもすることができるのです。
そして、その住人の考え方と行いの手本となって、先を行くのが、リーダーである(となる)あなたの役目なのかもしれません。
あなたは、あなたのために、あなたのいる環境をどんなものにしていきますか?