子どもの失敗に何を言うか?

この記事は3分で読めます

今回のテーマは、「失敗への対処」です。

寄り添う

最初にお断り

今回の記事は、子どもがいない私が、子を持つ親御さんの気持ちや状況を知らずに、勝手なことを書いている戯言、妄言であることを、予め申し上げておきます。

とっさの出来事

先日、とある、おしゃれな商業施設のエスカレーターで、こんな出来事と遭遇しました。

女性の甲高い声の、悲鳴が聞こえたのです。

その叫び声は、おしゃれな商業施設にはそぐわないものでした。

私は驚いて、声が聞こえた方に目を向けました。

すると、目に飛び込んで来たのは・・・

2〜3歳くらいの子どもが、下りエスカレータの、中間地点より少し下くらいから、ヘッドスライディング状態で、滑り落ちてくる光景でした。

例の叫び声の主は、その子のお母さんだったのです。

お母さんは、滑り落ちていく子どもを追いかけて、エスカレーターを駆け下ります。

お母さんは、子どもが一番下の段まで滑り落ちる直前で、子どもの洋服を「ガシッ」と掴んで、引き起こしました。

一番下まで行っていたら、洋服をエスカレータに巻き込まれて、大惨事になっていたかもしれません。

が、ちょっと転んだ程度で済んで、ホッと一安心です。

投げかけた言葉

で、先ほどの悲鳴のような声は、何だったのかというと、そのお母さんが、子どもに投げかけた言葉でした。

それは、

「な~にやって~るの~よ~(何やってるのよ)!」

でした。

要するに、子どもを責める言葉でした。

その後に続いた言葉は、

「だ~から~言った~じゃな~い~
 (だから言ったじゃない)」

でした。

考察

推測するに、下りのエスカレータに乗ったばかりのころ、悪ふざけをしている子どもに、注意していたのでしょう。

そしてその後、足を滑らせて、ヘッドスライディングしてしまったのだと思います。

この光景を見て、私は思いました。

「何やってるのよ!」

って、失敗して、足を滑らせて、転んで、ヘッドスライディングをしてしまったのです。

子どもにしてみたら、びっくりしていたでしょうし、もしかしたら痛かったでしょう。

本当だったら、お母さんに、

「大丈夫!? 怪我はなかった? どこか痛いところはない?」

「びっくりしたね〜。もう大丈夫だよ。」

と心配して欲しかった、優しく抱きしめてもらいたかったのではないだろうか? と。

転ぼうと思って転んだ訳ではなく、ちょっと失敗しちゃっただけ。

失敗したくて、失敗した訳ではない。

それなのに、そんなに怒らなくたって(涙)。

さらに、

「だから言ったじゃない!」

って。

コミュニケーションは

「何を言ったかではなく、何が伝わったか。」

です。

何を言ったかは、知らないけれど、それが子どもに、伝わっていたのだろうか?

推測するに、子どもは2〜3歳。

理解できるように言ったのだろうか?

そして、何が伝わっていたのだろうか?

本当に伝わっていただろうか?

伝わっていなかったとしたら、それはお母さんの問題じゃないの?

子どもにしたら、

「こんなことになるなんて、思ってもいなかった。」

というところでしょう。

お母さんの立場からすると、

  • お買い物の荷物だけでなく、子どもも連れて歩くので、体力的に大変。
  • 早くお買い物を済ませて帰宅して、夕飯の支度をしなくてはいけないので、時間的に忙しい。
  • 子どもが、自分の思い通りに言うことを聞いてくれない。
  • などなど、・・・

で、イラだってしまうことも、分からないワケではありません。
(私には子どもがいないので、本当の意味では、理解できていないですが。)

それより何より、子育ての失敗は命に関わること、そんな悠長なことはやってられない、というのも分かります。

ただ、一般的には、子どものうちは潜在意識のフタが開いていて、投げかけた言葉全てが、潜在意識にインプットされると言われています。

この出来事が潜在意識に刷り込まれて、将来、

  • 楽しいことより、失敗しないことを優先する人
  • 自分がやりたいことより、母親(=年長者や上司)の顔色を伺いながらでないと行動できない人
  • 人前では良い子ちゃんだけど、隠れて悪さをするような人

になってしまうかもしれません。

もちろん、そうならない可能性もありますが。

そんなことを考えると、お母さんが大変なのは分かりますが、あとホンのちょっとだけ、子どもに投げかける言葉に注意を払ってみて欲しいなぁ、と思います。

今日の問いかけ

子どもが失敗したときに、あなたは、どんな言葉を選んで投げかけますか?

P.S.

この出来事を、子を持つ母である友人にシェアしたら、こんな話をしていただきました。

「子を持つ母としては、耳が痛い話です。
 自分も、怒っては自己嫌悪に陥りました。
 でも、その時に、子どもに謝っていたら、子どもの方が、

 『大丈夫だよ、許してあげる』

 と慰めてくれました。

 『どっちが親?』

 という感じでした。
 それからというもの、子どもに対する見方が変わりました。」

素敵ですね。

子どもって、後から生まれてきただけあって、魂的には、より成熟した存在だと聞いたことがあります。

そのことを感じるエピソードでした。


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