今回のテーマは、「好き・嫌い」です。

あなたの中にある〇〇なところが反応している。
「あの人の◯◯なところが嫌い。」
と思うことってありますよね。
その、理由について書きたいと思います。
一番多い理由は、
- あなたの中にも、◯◯なところがあって、
- そして、◯◯なところがあってはダメだと思っている。
というものです。
この話をすると、多くの場合、
「私の中に◯◯なところがあるなんて、そんなことはありません!」
という反応があります。
それは、◯◯なところがあってはダメだと思っているので、自分の中に◯◯なところがあるなんて認めたくないだけなのです。
でも、あなたの中に◯◯なところがあって、それではダメだと思っている。
だからこそ、◯◯なところを出さないよう、〇〇なところがあることがバレないように、一生懸命隠している。
それなのにあの人は、その〇〇なところを臆面もなく表に出している。
だから、そんなあの人が嫌いなのです。
もし、あなたの中に◯◯なところがあっても、それがダメなことだと思っていなければ、あの人が◯◯なところを持っていても、イヤだとは思わないのです。
もし、あなたの中に◯◯なところがなければ、そもそも他の人にも◯◯なところがあっても気にならない、気付かないものです。
具体例
例えば、
「あの人は、周りの人の迷惑を考えずに、平気で大きな声で話をするから、嫌い。」
という気持ちがあったとします。
「うるさい! もっと小さな声で話しなさい!」
と言われ続けて育った人や、それで大恥をかいたことがある人は、大きな声で話すことは、ダメなことだと考えるようになります。
そして、自分は大きな声で話をしないようにするはずです。
それなのに、あの人は大きな声で話している。
ダメだなぁ → イヤだ → 嫌い。となるのです。
一方、
「大きな声で、元気がいいね〜。」
と褒められて育った人は、大きな声で話すことは、良いことだと考えるようになります。
そして、自分も大きな声で話をしようとするはずです。
ならば、大きな声で話しているあの人は、素敵だな → 好き。となるのです。
特に、声の大きさをとやかく言われたことがない人は、自分の声の大きさにも、他人の声の大きさにも、無頓着なはずです。
まとめ
ということで、
「あの人の◯◯なところが嫌い。」
の理由は、多くの場合、
- あなたの中にも、◯◯なところがある。
- そして、◯◯なところがあってはダメだと思っている。
ということなのです。
今日の問いかけ
あなたは、誰の、どんなところが嫌いですか?